日本学術会議の提言 広域処理にあたっての留意点「広域処理ありきではいけない」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-t-shien5.pdf
NHK富山県のニュース 富山放送局
がれき反対住民が監査請求
東日本大震災で出たがれきの本格的な処理が4月26日から高岡市で始まりますが、これに反対する富山市の住民グループが、「処理の費用に県が2億3000万円あまりを支出するのは法的な根拠がない」として、支出の差し止めを求める監査を請求しました。
監査を請求したのは、富山市でがれきを処理する場合、灰を埋め立てる最終処分場近くに住む住民など122人です。
請求で住民側は、高岡市や富山市周辺のごみ処理の組合などが行うがれきの処理に県が2億3500万円を支出するのは法的な根拠がなく違法だと主張していて、県の監査委員に対し、支出の差し止めとがれき受け入れの見直しを求めています。
このグループは3月も同様の監査を請求しましたが、却下されています。
代表の中山郁子さんは「がれきの広域処理の必要性はなくなってきており、県には広域処理の即時中止を求めたい」と話しています。
04月22日 19時40分http://www3.nhk.or.jp/toyama/lnews/3064062511.html
富山県監査委員会に対し、住民監査請求の却下を決定した会議の議事録を情報公開請求しました。住民側が提出した監査請求書と書証、環境省の工程表以外は、以下の事務方が用意した参考資料(同様の監査請求を受けている大阪や宮城県の例をまとめたもの)しかありません。補正を命じた秋田市の例は参考資料にはありません。
富山県は1年に1件あるかないかの住民監査請求。常設の監査委員は報酬を毎月受けとっています。監査委員会が行政側の人たちで構成されている現状では、住民が請求してもまともな監査は成立しません。住民監査請求制度の理念はあっても現実は全く反映されていません。